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画材・デジタル機器

【イラスト上達おすすめ本】初心者~中級者、独学で練習するならコレ!Myベストランキング

12月 18, 2022

上達に行き詰まったから、イラストの練習におすすめの本を教えて欲しい

こんな質問に答え……たいのですが、正直この手の回答ってすごく難しい。なぜならば、

その人がその時必要とする情報を上手く見つけられないと、あまり有益な学習にならないかなと思うためです。そしてつまづいてる箇所は人それぞれ違います。

ことまり
ことまり

なので結論から言えば、欲しいと思った本を買えば良いです。
なぜなら欲しいと思うっていうのはそれが必要だと思っているから

しかし私もそうだったので分かるのですが、自分の実力や弱点を把握しないまま、『こうなれたら良いな~』と買ったものは大抵うまく身になりません。あとはやっぱり本自体にアタリハズレもあります。

とは言え何が自分に足りてないかなんて分からないし、人物もデジタルも塗りも背景も全部分かんないよ!!!
選べって全部じゃん!!ムリでは?

ってなりますよね(笑)。めっちゃ分かる。

なのでおすすめ本を挙げた後に、『こんな人におすすめです』っていうタイミングまでお伝えできると良いのかな~と構成してます。

筆者はこういう風に選んだよ~というのも挙げていくので、当てはまる悩みと一致したら自分にとっての正解に近いかも??という選び方がおすすめ。

練習の進度としては、

おすすめのイラスト本

ここからここまでなったくらいの時に記事を書いてます。

目次を見るだけでも、足りなかった部分に気付けるかも&絵の基礎ってこういうことか~と分かる方もいるかもです(*´ω`*)

ことまり
ことまり

まずは悩み別で紹介して、最後に私の本の選び方や本を使った練習方法などについて。

※注意点ですが、紹介した本の中で特に初心者向けのものは目は通してますがこれらを使って練習していません。良いと思ったものを選んではいます。
筆者はイラスト1~6ヶ月目まではパルミーという動画講座で勉強しているので、ご了承ください。

キャラクターイラストを描きたいときのおすすめ本

この辺りはネットの情報でも充分学べます。
ちょっと描いてみて、もう少しまとまってた方が良いな~と思った頃に。
形が綺麗にならない・可愛く描けないなどの悩みは、(骨格や立体の理解が必要になってくる)意外と高度な場所の悩みなので、ちょっと難しいと感じるかもしれないレベルの本を置いておきます。

とは言え真似していれば綺麗なバランスは覚えていけるので、骨格まで理解が必要かどうかは描きたい絵のテイストだったり人によると思います。

どちらの先生も立体感に沿った線を描かれるので、私はとても勉強にさせて頂いた先生です。(解体新書の方はパラ見できてないんですが。すみません、たぶん良いとは思います。)

キャラクターイラストをもっとバリエーション豊かに描けるようになりたい時の本

顔が好みで、線の細かいものを選びました。
形が整わない悩みだとちょっと違うと思うけど、沢山模写するだけで感覚が掴める方もいると思う。

イメージ力が足りなさ過ぎて似たような顔しか描けなかった時に補いたくて、模写や参照してアレンジ模写などをやりました。

ポーズや表情でキャラの性格を表現したい、感覚派の方にはこんなのも良いかもです。

人体構造・アナトミーを理解したい時のおすすめ本

キャラクターを描いてしばらくすると、自分の描く棒みたいな手足や人体構造がおかしいことが気になるようになってきます。
そんな時におすすめなちょっと難しめの本。

両方あった方がお互いに参照できて良かったけど、どちらか1つであればスカルプターの方が分かりやすいと思う。
ある程度描けるようになってからの方が使えると思います。

人体解剖学をキャラ絵に反映させる練習におすすめ

上の勉強をしても、キャラクターに上手く反映できなかったので模写しながら鍛えた時のおすすめ本です。
解剖学について細かく学べる訳じゃないんだけども、線の位置がかなり正確に見えた本を選んで模写しながら定着させました。
どちらも作例が多いし、解剖学的な線を取っている先生に見えて選びました。

YANAMi先生はパルミーでもお世話になった先生で、ほぼ全ての線が解剖学的な意味を持っていたので分かりやすく学びやすい。リンク先見て頂けると中身が少し見られますが、こういうページが約200ページあるのでヤバい内容だとお分かり頂けると思う…
全部YANAMi先生が描かれています。
少し前までAmazonで中身見られなかったので、この表紙では内容分からなくて買う人少なかったかも。超おすすめ!!

描き方が多く載っている訳ではないのですが、線が細かいので模写すると勉強になりました。
アタリを残してくれているので、勘の良い方だとこれだけで色々習得できそう。

どちらもある程度描けるようになり、人体解剖学を理解してからがおすすめです。

背景イラストが描けるようになりたい時のおすすめ本

キャラの線画でも苦労した部分なのですが、物体って線じゃなくて面なんですよね。
キャラ絵も本来は面で描けた状態を線で描くからきれいだったりするんだけど、クオリティを気にしなければ線だけでも形になります。
しかし背景は本当に立体……難しい、、って意識を和らげてくれるおすすめな本です。

デジタル初心者さんは理解しやすいように同じペイントツール対応の本を選んだ方が良いです。
慣れている方はどちらでも良いと思います。フォトショップブラシはクリスタで読み込めるので、フォトショップ利用の方はフォトショップ対応の方にした方が良いかな~というくらい。
ブラシが欲しい場合はクリスタ本の方が充実している。

パース(遠近法)を理解したいときのおすすめ本

パースはつまずく人が多い項目で難しいので正直私の学んだ方法をおすすめしたい、けど完璧にできないと使えないものでもないのでネットや本でも全然良いと思う。

『1,2,3点透視図法って何?』っていう完全初心者さんだと、概念から説明してくれているこちらの本が良いかも。

少し知っている方だと上の2つがおすすめかなぁ。どちらも解説自体はきちんとありますが、苦手な方だとちょっと難しいかなと思ったりします。
『風景デッサンの基本』の方が作例が多いので、沢山真似しながら練習したい方は湯浅先生の本を。

実践的で簡易的なのは吉田誠司先生の『吉田誠治作品集&パース徹底テクニック』、全ページの半分近くが画集なのですが残りの半分すごく濃いです。
パーツごともあるけど一枚絵にパース線引いて解説してくれているので、透視図法の全体的なイメージを掴みやすいかと思います。
作例は多くないので自分でも画像を探してきて練習しましょう。

平行な面は1点に収束することが理解できるとパースの理解は一気に進むのですが、掴むまでが大変だと思う。
元々の空間把握能力によりけりだと思いますが、本で理解できなかったら動画も検討してみてください。

行き詰った時のイラストおすすめ本

行き詰った時におすすめしたいのは考え方だったり、そこまでこだわって理解する人の少ない項目について触れられている本です。
なぜかというと行き詰った時って自分で理由は何となく分かることが多くて、『次はここを練習してみよう』ってなるものなんです。
そうなれないということはメンタル的な問題だったり、普通はつまづかない場所で転んでいたりして一般的な場所では解決策が見つからない、となっている状態

突破口になれそうな本を置いておきます。

足りないスキルが何なのか迷路に嵌ってしまったら読んでみると良いかも。
描きたいものに合わせた必要なスキルが分かります。

一部しか見れてないんだけどダテ先生はかなり細かい部分まで解説してくれる先生なので、『自分はここが分かってなかったのか』を発見しやすいと思います。
その分細かくて大変だし、パラ読み程度では不足部分を見つけることはできないと思うけど、やる価値はあると思う。私はパルミーで学びました。

ことまり
ことまり

ここからは私の本の選び方や利用方法など、上手く活かせなかった積ん読状態の時代を経て、買ったものを使えるようになってきた時のコツのようなものがお伝えできればと思います。

情報にすぐアクセスできる状態にしておく

「これは」と思うものは購入してちゃんと手元に置いておくのは結構大事です。

必要な情報にすぐアクセスできる状態にしておくと全然違います。
なので図書館で借りることもあるかもしれないけれど、必要だと思ったら基本は購入して手元に置いておくのが良いです。
でないと必要だと思った時にすぐアクセスできなくて効率が悪いので。(そのまま解決できずに忘れてしまうことがほとんどです……!)

アクセスっていうのが初心者の方には分かりにくいと思うのですが、自分のオリジナルイラストを描きながら大量の参照をするっていうことです。
資料を見るという言い方もします。

例えばキャラクターを書いていて『筋肉の付き方よく分かんなくて棒みたいになっちゃうな?』と思ったとします。
あるいは『頭~肩~首の感じがよく分からない、人の絵をみれば同じ角度だったら同じ感じに描けるけどもう少しひねったり角度変えたいんだけど。どうしたら良いんだろう』っていう時。

こういう時にネットなどで見つけた写真や上手な方のイラストを見ながら、美術解剖学の本を見て、「この線はこの筋肉の線か」と理解する。
→動いたら・角度が付いたらどうなるだろう?と美術解剖学の本を見ながらイメージする。
→自分の絵で直立だったらここに筋肉を表す線が入るだろう、と描いてみる
→動いたら・角度が付いたらどうなるだろう?をイメージする

といった感じです。

模写しかできない時代を脱出した時の記録もあるので、もしご参考になれば。

kindle読み放題は大量のアクセスをしやすいので、最初の頃は特におすすめ。月980円でその時対象の本が読めますが、イラスト本もかなり増えてきてる。私も定期的に課金しています。

買ってはいけない絵の参考書

『こんな本は買ってはいけない』というのがあるとすれば、自分の優先度が高いもの以外!!っていうくらいです。
何故かというと、レベルが違うものは上手く使うことができないので勿体ないかなっていう。

それ以外だともう自分次第、何をどうしたいか次第かなぁと思ってます。
例えば「画集以外はネットで見られるからいらない」「ポーズ集はいらない」など見たことがありますが、
まぁいらないと言えばいらないかもしれないですけど、例えばトレスフリーのポーズ集があればそこから作品を増やしていく(描くことに慣れる・楽しめる)ことも出来るけれど、無かったらしばらく何も描けない、正面顔の練習ばかりっていうこともあるかもしれなくて。

上でご紹介した筋肉の付き方など、大量に見ることでやっと落とし込めて理解できるものも少なくないですが、ネットでアクセスできる情報はやっぱり限られている。あと、この作者さんならきっと解剖学的に正しい絵を描いてるだろうというような、情報の精査が最初の頃は難しい。

有料のものはそういうショートカットが出来るツールだと思っているので、私自身は欲しいと思ったら買ってしまうことが多い。
でも全部は買えないので、絵が上手くなるために優先度の高そうなものを今回はご紹介しました
お金を掛けないで学びたい場合、ネットで調べて描いてみてどうしても無理そうなものと、資料として長く使えそうなものだけを選ぶと良いと思います。

イラストおすすめ本と選び方まとめ

多くの方がおすすめしてるイラスト本と少し違うラインナップになったような気がしてます。
今回はお絵かきというより上達のおすすめ本として選んだので、自分自身が悩んで苦しんで、解決に繋がった本を選んでいます。ネットでは探しにくいタイプの内容のものが多いかも。
ノウハウじゃなくて基本に触れている本が好きです。

あと、上から順番につまづくであろう順番になってます(笑)。
人によって違うとは思うのですが、次何したら良いか分からなくなったりなどしたら、ご参考になれば嬉しいです。

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