これまで使っていたiPad Air2を落としてぶっ壊してしまったので、お絵かきで使う用途を踏まえてProに買い替えました。
ちなみにApple pencil以外はイマイチというレビューを見て、Air2では(Apple pencilが非対応機種だったため)お絵かきを試すことは一度もなく。
自分自身の条件が結構いろいろあって比較検討沢山したので、書き留めておきます。
同じような感じで悩んでる方の参考になれば良いなーと。
結論:買ったのはこれです
iPad Pro2021の、11インチ(第3世代)Wifiモデル256GBを選びました。
正直ガジェットへの興味はあまり無くて、それを使って何をするかの方に視点が向きがちなタイプなため、何でも良いから誰か良いの選んでくれっていう感じではあったのだけど(笑)。
しかしこだわり条件がめっちゃ多いタイプなので決断をぶん投げる訳にもいかない。結果こんな感じで決めていきました。
iPad Pro購入にあたってこだわった条件
液タブ代わりになること
板タブは首が真っすぐ向けて体に優しいのだけど、線の引き直しがやはり多くなる。
練習過程で気付いた、板タブで描いたものよりアナログでスケッチブックに描いたものの方が形が綺麗に取れており、早く描けて直しが少ないなぁというのを、改善できるデバイスがあると良いなぁとは思っていた。
スケッチブックを取り込んで描き起こすことでだいぶ改善されていたので絶対必要という訳ではなかったけど、最初からデジタルで描ければやっぱりその方が早いのと、スケッチブックでは描き直し回数が制限されるのである程度描いたものを、iPadで写真撮ってそのまま加筆修正してPCに送った方が、手直しの時間が少なくなると思った。
目が疲れないこと
長時間画面に向き合うのが結構重労働だと感じるので、できるだけ自然に使えて身体に負担が無いものが欲しかった。
店頭でiPad Proを見たときは正直なところ、『眩しいな』と思った。
すごくすごくきれいで音も良いし、映像を観たり娯楽に使うなら最高なんだけども。
(ちなみに音は12.9インチとかの画面がでかい方が包まれた感じで良い音に感じると思う。)
眩しいというか眩しさは別に明るさを下げれば良いだけなのだけど、コントラストが強くてそこがウリでもある機種なので、ここはある程度までしか設定変えられなさそうで。
実際クリスタではパレットの色を初期設定から変更して、紙の白とのコントラストが小さくなるようにしてるので、コントラストが大きいというのは私にとって疲れる条件なのです。
ただここは後述しますが逆にメリットになりうる部分だったので、結果的にProを選ぶ理由の一つになりました。
ラグがないこと、視差が無いこと
これも目とか脳が疲れない条件の一つ。
視差とはペン先と画面の間にガラスの厚みなどですき間がうまれて、ペン先と描かれたものがぴったり重ならないことを指します。ここが重なれば重なるほど、『まるで紙に描いているよう』だと言われる。
出来るだけ視差の無いものが良いなというのは液タブを検討してた時からずっとありました。
視差はPro>Air>無印の順で少なく優秀です。
そのうち脳が慣れて調整できるようにはなるけど、それだと板タブと同じでちょっと余計な力が入ると思うんよね。
板タブかなり慣れたけど、やっぱりその調整のために脳が少し無理してる感じはある。スケッチブックに描くのとは違うんや。
iPad Pro第11インチか12.9インチか最後まで迷った
自宅で利用で、お絵かき目的だけだったら間違いなく12.9インチだと思う。大きさは正義。
自分の場合は、これまでiPad Airで利用していた目的を達成できないならiPadじゃなく液タブの方が良いんじゃないかなぁと思ったから、まずそれをできるかどうか検討した。
これまでの用途とは、料理レシピの表示やら漫画やkindleを読んだり雑誌読み放題サービスを使ったりだとか、ネットサーフィンとかイラストをPC・スケッチブックで描いてる時の資料表示など。
これらが出来た上で、イラストを描くのにも更に使いたいなというのがあった。
で、これらをするには12.9インチはやっぱデカいし重すぎるなぁって思ったん。。
雑誌やイラスト書籍なんかは大きい画面の方が良いけど、座りっぱなしを防ぐために結構いろんな姿勢で持って使ってたんですよね。
ゴロゴロしながら資料探して見つけたらPC前に戻るみたいな。
液タブの方が~っていうのはiPadではメイン機になりえない、っていう方がある程度いるなとレビューを見て思ったこと。
みんな、11インチiPad Proの256GB版を買うといい
他にもいくつか見たけど、自分と似た描き込み量のイラストを描く方の意見を一番参考にしました。
イラストに限らず、ガッツリ作業をする方はやはり別でMacだったりPCを持ってましたね。
レイヤー数枚で描かれていそうなイラストの方では、iPad1本で描かれてる方も割といらっしゃるなという印象でした。
※液タブにするならこの辺りかなぁと思っていた。
これらを踏まえて、イラストのサブ機とするなら別の用途として利用範囲が広いであろう11インチに決定しました。
12.9はデカいし重いのよ。すごい欲しかったけどねw 使わなくなったら意味が無い。
12.9インチ1本で液タブ代わりになってしまったらめっちゃコスパ良いな!!と思ったけど、私の場合は首を真っすぐにするために板タブを使っているので、iPad1本にすることは絶対に無い。
とすると、線の感じがPC(wacom intuos pro)とiPadで合わせられないと思うから、形を取るところと色塗り、色チェック、細かい調整あたりの用途を想定するってことになる。
線画を引かないなら、小さい画面でも大丈夫かな、、と思った。
※あ、ちなみにMacの方はサブディスプレイにできたり液タブにも板タブ代わりにもできて応用範囲が更に広くなるから、12.9の方ができること多いかもしれない。(Windows歯ぎしり。)あまり詳しくは無いのでご自身で確認お願いします!
まぁでも先ほど記事リンクでご紹介した、11インチ押してるrefeiaさんはたぶんMacユーザーですね。
iPad Airと無印iPadを除外した理由
もし12.9インチが良ければもう迷うことなくProしかないんだけど、11にすることにしたので更に迷うことに(笑)。
正直途中まではAirにしようかと思ってた。
私が使ってたAir2とは違って最新のやつはなんとApple pencil2が使えるし、初期読み込みはAirの方が勝ってる場面があったりなどして。
けどここで比較してるのはPro2020年モデルだし、Pro2021年モデルはM1チップ搭載でだいぶ良いだろうなという感じはあったので、ここはきっとPro2021の方が良いだろうと。
で、だったら(メインで使えないなら)ProじゃなくてAirとか無印iPadでも良いってことなんだけどどうする??ってところで検討。
自分の場合、画面がギラギラチカチカしたり、スクロールでもたつくストレス、ペン先と描いたものとのズレ(視差)が出来る限り少ないもの、といった部分で最終的にProに。
画面に関しては見た感じAirが一番穏やかに見えて良いなと思ったのが正直なところ。
Proは綺麗だけどコントラストがすごく美しく強く出るので、イラスト自体はすごくきれいに描けるだろうけどそれをスマホユーザーが見られる訳じゃないから要らない機能なんだよな~と迷いました。
しかし、コントラストが強いので明るさを下げて下げていってもちゃんと画面の状態が見えるんですよね。
Air2を使ってた時は明るさをあまり下げると、全部がぼやけて読み取れない感じになっていたので、ある程度の明るさが必要だったのですが、Proはヤバいです。
明るさ一番下げてもまだ普通に見られます。ので、ズーム機能の等倍を1にしたまま暗さを更に追加することでめっちゃ暗くして夜は描いてます。
それでもちゃんとぼやけることなく見えるんです、すごすぎる。
だから明るさを気にして夜は控えてた作業が出来るようになりました。
アクセサリはペーパーライクフイルム・iPadカバー・ペンタブ風グリップ・スタンドを購入!
ペーパーライクフイルムは貼るかどうか迷うくらい、素のままのキュッキュッとした描き心地が良かったです。
何も貼らないのが一番良いかなぁと思ったけど画面割った後なのもあってヒヨったのと、素の画面は静電気でのホコリが気になったので貼りました。(結果ホコリ気にならなくなりました)
本当は強化ガラスフィルムとかのが安全だと思うけど、視差が出来たら嫌だし反射も嫌だしで。
エレコムのケント紙フィルムの描き心地は気に入ってます!絵を描く時以外の指スクロールでたまに引っかかるので、その点はちょっと不満。
グリップは必須だと思って迷わず買い。これ単体だと問題なく充電できたけど、iPadカバーを付けたら認識されなくなった。
組み合わせ毎に充電できるか出来ないか判断するのは無理だと思うので、どちらかにするか買ってみて博打するかだと思う。
仕方ないので毎回グリップを外して充電している。
iPadケースは耐衝撃と書いてある中から。出来る限り重くないものをと上のを選んだけど、私にはこれでもちょっと重かった。
ペンシルの充電できないしそのうちカバーは外すかもしれないけど、描いてる時後ろに回してるケースの表面が、カメラの傷付き保護してくれそうで今のところはこのままいく。
スタンドはすごく良いです。
高さも上から、地面に着くまで自由に変えられる。
多少は揺れるんだけどレビュー見てると全然そういうこと言ってる人がいないので、私が神経質すぎるんだと思う。
ショートカット用の左手デバイスは、現時点で利用の多い「進む・戻る」が画面への指タップで簡単にできるのでまだ購入してないのですが、
必要になればこの辺りを購入しようかと。スタンドに高さを出して立って描いたりすることを考えると、テンキーよりもコントローラーの方が使いやすそう。
タブメイトがiPadで使えたら一番良いんだけど。
※ちなみに落として画面を割ったAirは強化ガラスフィルムのみ貼って裸で使ってました。重さの感想はそれとの比較です。
iPad Proを安く買う方法
筆者は店頭のキャンペーンなどを毎回利用して、これまでにiPhoneをまともに買ったことが無いなど割とお得に強い方だと思ってますが、 iPad Proに関しては大幅値引きは難しそうだなーとすぐに諦めて購入した。
理由は、
- 多くの人に流通してない
- 組み合わせて買ってもらいたいサービスが無い
- 半導体が不足している情勢
- 超安くもしくはタダで手に入れられる時は欲しい時に欲しいものを選べる訳ではなく、向こうが売りたい時を見極めてそれにタイミングを合わせる感じ
といった辺り。
通信プランなど継続して発生する費用が掛かるものは顧客を留めるために色々キャンペーンがあったりもするのですが、iPadはWifiモデルではなく2万ほど高いCellularモデルを選ばない限り関係ないし、結果的に通信プランで高くなっていくので厳しそうです。 Cellularモデルを選びたい方はもしかすると探せば何かあるかもしれない。
スマホも買い換えたいなら同時に組み合わせて買うとか方法はありそうだけど、新製品なので大幅値引きは難しそう。
あと近年法律が変わって、スマホのキャンペーン内容もショボくなってきたのでもうムリかなと。
去年以前モデルを選べば、公式から認定整備済製品を割引で購入するなど選択肢もあるのですが、今回は最新モデルを選ぶことにしました。
去年モデルを選ばなかった理由
2020年モデルから大きく変わった点としては、MacBook Proでも使われているM1チップが搭載されたことが大きい。
処理速度が上がってグラフィック性能が高速になります。
目のストレスを軽減したいというのは必須だったので、許される限り滑らかに動いて欲しかった。
Airや無印でも十分お絵かきは出来るっていうレビューもちゃんとあったので実際迷ったけど、ストレスなく出来るというのを優先しました。
私のイラストはレイヤー数200くらいとまぁまぁ多いんですが、実際購入して使ってみた感じはかなり滑らか。
ストレス無く動かせるので、2021年モデルを選んで良かったなと。
AppleCare+などの保障をつけるか?どこで購入するか?
元々、アップルペンシルを使うためにiPad Proを導入するか迷ってはいたものの、液タブとどちらにするか・今すぐに必要かどうか決めあぐねていた状態で、画面をぶっ壊して強制的に世代交代した感じだったので、保障については結構悩みました。
1年間はAppple Cearが無料で付いてくるものの、自然故障以外は対象外なんですよね。
家の火災保険に家財保険がついていたので、壊した時一応問い合わせてみたんですが、iPadやノートパソコンやスマホなど持ち歩ける系デバイスは対象外で。
これがデスクトップPCだったら保障してもらえたっぽいんですが。
アップルケアプラスは約2万円で2年間の補償。ウッカリ壊しても対象なのでこれでいけるんですが、10万円の商品に2万円追加で補償2年はちょっと高いなぁと思った。
結論:ショッピングセーフティー保険がすごいイオンカードで購入した
クレジットカードの中には、購入した物に対する保険が付くやつがあるんです。
壊れたり盗難に合った時に補償して貰えます。
ただやはり持ち歩ける系デバイスは対象外のものがほとんどでした。
しかしイオンカードはスマホなどのデバイスが対象外であるという記載が規約になさそうで、実際にショッピング保険で修理してもらったという口コミを多く見たので、今回はイオンカードで購入しました。
イオン銀行が発行したクレジットカードでクレジット決済により購入した1品5,000円以上の商品が対象。偶然による事故(破損事故、火災事故、盗難事故)で購入日から180日以内に被害を受けた場合に補償する制度です。
イオンカード公式:ショッピングセーフティー保険
※WAON、Suica等、クレジット決済以外でのお支払い分は対象外となります。
※一部補償対象外商品(貴金属類・コンタクトレンズ・自転車等)と対象にならない事故がございます。
※ご購入時の「利用控え」がない場合は補償できない場合がございますのでご了承ください。
※壊れたものは、捨てずにとっておいてください。
これで半年間は破損に怯えず暮らせる(笑)。
年会費無料でこの補償はすごいと思う。
楽天リーベイツを経由してApple公式で購入した
楽天リーベイツとはポイントサイトの一つで、ここを経由して商品を購入することで楽天ポイントでのポイント還元を受けられます。
楽天IDを持っていれば1分で登録完了できます。
iPad Pro を安く買える店舗はほぼ無さそうで、Amazonでもポイント還元は1%。
楽天リーベイツ経由でも1%還元なので、未使用でなくても返品交換が簡単にできると聞くApple公式で購入しました。
最後まで11か12.9か悩んでいたのもあったので念には念を入れました。
楽天リーベイツお友達紹介キャンペーンリンクがあるので良かったらご利用どうぞ。
ただし、経由の判定に失敗することがあるので、その点は注意です。責任も持てません。
Cookie(クッキー)が無効になっていたり、操作の途中で別のページを開いたりタブが他に開かれてたり、ブラウザバックすると失敗する可能性があります。経由しなきゃいけないので、アプリで開き直したりなんかも危ない。
クッキーの削除をすると尚安心と言われてます。(ただし保存されていたIDパスワードなども消えます)
MacやiPhoneでSafariブラウザを利用している方は、「サイト越えトラッキングを防ぐ」も危ういのでオフにしておきましょう。
設定>Safari>サイト越えトラッキングを防ぐ を”オフ!!”
毎回Cookie削除はだいぶ面倒で不便なので私はいつもPCブラウザで経由してるだけ。でも今のところポイントが付かなかったことは1度も無いです。
今回も後日確認したところ、問題なくポイント貰えてました。
ただ失敗することもあるとは聞くので、ポイントはオマケ程度に考えてます。
楽天リーベイツは時々ポイントアップをやってる期間があるのだけど、Appleは本当に時々、年1~3回くらい1%→5%になってたりします。お正月とかが多いかな…。
新製品はポイント対象外だったりもするので、毎回条件の確認が必要です。
まとめ
今回不運にも(ただの不注意です)iPad Airを壊したことによるiPad Proの購入でしたが、買って良かった!
仕上げの精度が特に格段に上がりました。
WindowsPCで描いたものをUPした後スマホで見ると色味が違って見えたり、細かい粗が見えたりなんかして、あれ~?!ってなるのを防ぐ方法、何とかしたいとずっと思っていたんです。
発表したイラストを見て下さる多くの方の、利用デバイスはスマホなので、そして日本人の場合はiPhoneシェア率が高いので、近いデバイスで完成させたいなっていうのはありました。
私はペイントソフトのクリスタで最初から用意されているクラウド上で作品を同期させて、WindowsPC・iPad Pro・iPhoneXSで作品をやり取りして仕上がりチェックしています。
iPhoneでお絵かきされてる方もいらっしゃるけれど私には画面が小さすぎて無理なので、チェックのみ利用です。
クリスタiPhone版は毎日1時間無料で利用できるので、PCやiPadとクラウド同期させるとすごく便利!!
あまりにも長く悩んで時間が掛かったので、板タブ勢はこんなこと考えてこんな風に買いました!っていう部分を参考にして頂けたら嬉しいです♪